粘度計にはさまざまな種類がある!特徴を解説

粘度計は物質の粘度を測定する測定器ですが、粘度のある物質はたとえ触れただけでもネバネバしていることがわかります。しかしそれはどのくらいの粘度がかわからないため、粘度計を使ってどのくらいの粘度かを調べます。粘度計には様々な種類があり、物質の粘度は思いのほか重要視されることが多いので、用途に応じて使い分ける必要があります。粘度計の種類を使い分けることによって、的確にその値を計ることができます。計り方の数だけ種類があるということで、どのようなものがあるかを知っておくことで的確な判断をすることができます。

粘度計はどのような使い方をするのか

粘度系は物質の粘度を計ることが目的ですが、それはある程度見た目や手触りによって判断することができます。しかし正確な数値をだし他のものと比べたりするときには、粘度の数値を的確に知る必要があるので粘度系が必要になります。
粘度計は物体が粘度計の中を通過する時間で、その部品が物質の中を落下していく速度や、粘度がある物の抵抗を測定します。粘度計は計り方の数だけ種類があることになりますが、ベーシックな存在としての粘度計は意外と種類が多いこともわかります。細い管の中に測定したい物質を通すことで、流量と呼ばれる物質が流れる時間と、細管の両端の圧力の差の粘度を測定していきます。その中では最も歴史が古いとされる、計りたい物質を入れることになる、丸く膨らんでいる部分と粘度計を測定する細い管が組み合わさっているものです。この場合構造がシンプルなので、価格も低くどちらかといえば精密な粘度が測定できるのも特徴です。
この材質はガラスでできているため、とてもセンシティブであり、何かが原因で倒れたときに壊れる可能性があります。特に用いられる場合は水や油などの、粘度が低いニュートン流体のときに用いられています。

粘度計にはどのくらい種類があるか

落球式粘度計はガラス管の中にサンプルを満たした状態で、球体を入れながら粘度を測定する方法です。球体の中にボールが落ちていく場合の抵抗や、速度を測定しながら粘度を測定することになります。この方法がうまくいかなかった時は、ガラス管をひっくり返すことで再測定することができるので、測り直しも簡単であるメリットがあります。
蜂蜜のようなどちらかといえば粘度が高い物質や、水のようにサラサラとした粘度が低い物質まで幅広く粘度測定できるのが特徴です。細管式粘度計と比べたらコンパクトな作りになっているので、持ち運びもできどこでも測定できます。B型式粘度計は回転式粘度計とも呼ばれてますが、1934年に海外の会社により開発されている粘度計です。現在はこれは世界標準のものとして、たくさんの場所で使われている一般的な粘度計になります。
形は回転体なので最も細かい種類に分けられますが、精密に測定しながら簡易測定まで行えるのでオールマイティです。回転数は必要に応じて調節することができ、単体ではなく複数の物質が混じり合っている非ニュートン流体でも測定できます。粘度計は様々な種類があるので、目的に応じて選ぶ必要があります。

これらの種類の使い分けはどうか

粘度計は大きく分けると3つの種類がありますが、目的により使い方も異なっています。粘度系の中でも一番大きなシェアを誇っているのが、回転式粘度計で安価であるアナログ式から、もっと詳しく測ることができるデジタル式まであります。仕事でこれを使っている場合、粘度計と言えば回転式と言われるほど一般的なものになっています。回転式の場合は種類が豊富で、測定することができる物質も無限にあると言っても過言ではないです。この専用パソコン用ソフトも開発されているので、物質の粘度を室内で測定する場合に適しています。
デメリットは機会が大きいため持ち運びが大変なので、他の粘度計を選択することになります。種類によって測れる物質が限られているのが特徴ですが、細管式であればニュートン流体以外は測定しにくくなっています。反対に回転式は様々な物質を計ることもできますが、付属品が多いので総合的に価格も高くなりがちです。室内にてニュートン流体を測定するのみであれば、細管式を用いることで十分足りることになります。落球式粘度計はコンパクトなところがメリットですが、測ることに失敗した場合でもガラス管をひっくり返すことで再測定可能です。

まとめ

粘度計は一般的な家庭では使われることがないですが、化粧品業界や食品業界ではたくさん取り入れられているシステムです。その他には大学で研究として使っていることもありますが、普段は使うことが少ない機器になります。今の所回転式が主流となっていますが、価格で比較すると細管式は安いのでさらに人気があります。細管式のデメリットは壊れやすいことがあるので、取り扱いには注意が必要です。これらの中で選ぶときは、使い心地や測定するときの物質が両方にメリットがあるかで考えていきます。ニュートン流体を計測するときは高価ではありませんが、取り扱いが難しい時もあります。